「信じるも、信じないもあなたの勝手です。ですが私は貴方を守るのが役目。これからよろしくお願いしますね」 「え?あ・・・でもさ、君なんかが僕にくっついてたらさ」 「大丈夫です、私の姿は特定の人間にしか見えません」 「特定の、人間?」 「はい。特別な力をもった人間か、私が姿を現してもよいと思う人間にだけ」 「…都合よすぎじゃないか」 マコトは疑惑の目でアユミを見つめた。と、そのとき、部屋の扉がノックされる。