ソウマのおうちの救急セットは なかなか充実していた。 綺麗に整えられて収まっている。 ソウマに床に座ってもらう。 ガーゼを出して、血をぬぐう。 腕は、ところどころ、 浅く切れていて、 一箇所だけ、深く切れていた。 これは、本当なら、 あたしが負っていたハズのキズだ。 そう思うと、 自分がキズを負うより、 痛い気がした。 「ごめんね、ソウマ」 「バカ。ありがとうって言って」 「ありが…言えない。 こんなの申し訳なさ過ぎる」