かわいい顔して、 ソウマはこっちを見てる。 今日はちょっと苦しそうで、 必死で口を開く。 「大丈夫じゃない。キリカ、 キスして」 綺麗な目が、まっすぐ見てる。 何で、そうなるかな? 思ったけど、 ソウマの、手がまだ震えていた。 焦点もいまいち合っていない。 …いいか。 それで落ち着くなら。 ソウマの唇の血を親指でぬぐって、 ソウマに触れる。 何だか、血の香りがした。