ソウマも外にいる誰かに気づいた。 影が、しゃがんで、 それから、何かを振り上げた。 雨音が強くなる。 ガラスがカケラになり、弾け飛ぶ。 ばらばらとそれが 自分に降り注ぐ位置だった。 けれど、 ソウマがあたしの頭を 抱き抱えるのがわかった。 ソウマの体にかばわれる。 「大丈夫か?キリカ」 ソウマの、落ち着いた声がした。 怪我は、 しなかったのかも知れない。