―キーンコーン――
 
 
 
私が話を再び始めたすぐ後、休憩の終わりを告げるチャイムが鳴った。
 
 
 
「ありゃ、鳴っちゃったね。
 
未来ごめん!また後で聞くよ」
 
 
「ん…」
 
 
 
私は力無く返事をすると、席へ戻る美月に軽く手を振った。
 
 
 
その後の授業は、何だか夢の中に居る様な…
 
 
 
そんな心地で過ごしていた。
 
 
―――
――
 
 
 
「もう!未来ってば!」
 
 
 
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