「優馬!!遅いぞ〜!!」

「わりぃわりぃ!!」

机の上にトランプをひろげて
俺の帰りを待っていたのは
谷本亮太、佐田圭吾、岡部光の
クラスの仲良し3人だ。

「購買でナンパでも
してたのか〜?」

「んなわけねぇだろが!
あっ…なぁ〜光!!
同じ学年の浅倉李呑って子
知ってるか〜?」

「浅倉……ぁあ!!うん!!」

「なんだ?ターゲットか?」

俺の肩をツンツンしてくる
圭吾の手を振り払い言った。

「んなんじゃねーよ」