光と有坂くんは私たちに
たくさんの飲み物を
買ってくるように頼んだ。

私と千佳子は外に出て
コンビニまで歩いた。


「李呑…」

「ん?!」

「どうなのよ!?」

「えっ何が?」

「有坂くん」

ボッと顔に火がついた。
それを見て千佳子は

「やっぱり」 と笑った。

「なにがやっぱりなの?」

「李呑ねっ気付いてないと
思うけど李呑は有坂くんを
好きなんだと思うよ」

「えっ」

私が有坂くんを好き?
待ってよ、だってまだ
出会って全然経ってないし
私たちは友達なんだよ?

「ちがう……ょ」

「え?」

千佳子が眉をひそめた。

「私、有坂くん好きだよ。
でもそれは…ちょっと
違う意味なんだと思う。」

「友達としてってこと?」