私は興奮のあまりに
大声を張り上げた。
周りの人々がじろじろと
私達を見ている。

「李呑、声大きいよ〜」

「ぁはは〜ゴメンネ!
光って…あの岡部光?」

千佳子は顔を真っ赤にして
小さくうなずいた。

「応援するからね☆
協力するよ!」

「ありがとう〜」

するといきなり千佳子の
顔つきが変わった。

「で、李呑はどうなのよ?」

千佳子は私をみつめた。

「私?恋してないよ〜」