準備を整え、京都班の集まったところに行った。

「ったく、どこだよ」
あたりは、すごく混んでいたため、見つけるのに時間がかかった。


「おせぇよ!」
圭一が梓に怒鳴る。
「っ・・・ごめん」
言い返したかったが、遅れたのは、自分の責任・・・だが、遅れたといっても、ほんの1・2分たいして差し支えないはずだ。


それから、梓は、圭一、賢、汀、彰子に文句を言われながら行動をしていた。
「誰かさんがさぁ!」
「遅れたせいだし!」
「何平然としてられんだろーなぁ」
「うぜぇんだよ。」
上から、汀、彰子、賢、圭一の順だ。
「ご…めん」
梓は、この言葉しかなかった。
言い訳しても見苦しいだけ、何か言えば“お前のせい“涙を溢さないようにするだけで一杯一杯だった。
「っ・・・・・・・」
「ほら、行くぞ。」
そんな時、慧が声をかけてくれた、
慧だけは、何も言わずにいてくれたのに…