「キレイ・・・・・」
消えそうな声で、呟いた
『この光景を、天使は、知らないかもね…悪魔だけが知るこの汚い世界の儚くて、美しい、数少ない光景を・・・・・』
そんなことを考えていると、笑みがこぼれた。

「まるで、本物の悪魔になったみたい・・・」
そう言って、布団の中に潜り込んだ。
今度は、すぐに眠気が、襲って来た。
その眠りにあがらうことなく、夢におちた。