《魁の間》
【かいのま】

4人の部屋。



ガラッ
戸を勢いよく開ける。


「ただいま~っ!」


月のとこから帰ってきた平時に3人とも平時の顔をみた。



「あの姫はどうだった?」



烈火が驚愕した顔で平時に問い掛け部屋が静まりかえる。

腰に手を置いて悩みながらも
少し考えてから平時が口を開いた。



「そだなぁ~・・・面白いやつだったね!」



にっこり笑う平時に強い言い方で無口な上総が平時に当たる。



「・・・余計な偵察だった…か?」


その言葉に少しムッとして言い返した。



「俺は別に偵察ってつもりはあんまなかったんだけどな~」