「!」
茉梨亜が胸に一息を入れたと同じくして、部屋には捜査官達が現れる。
部屋を見渡し
「君だけか?」
「は……はい」
少女の存在を確認すると、そのまま茉梨亜に同行を求めた。
「分かっていると思うがこの屋敷は包囲されている。一度全員外へ出て貰うからな」
「……」
茉梨亜は大人しく頷き従った。
警察に捕われる事は、茉梨亜にとって喜ばしい事だったのだから。
「これで……いいよね、あたし」
そっと呟く。
最後にもう一度部屋を見たが、むやみに豪華な装飾は、相変わらず冷めた印象だった。
「だっから大人しくするわよあんまり傍で喋らないで!まだ頭気持ち悪いんだからぁ」
警官に文句を付けながら峯は紫の頭を両手で押さえる。
「あー今度こそ吐きそ〜〜〜」
青い顔の相方を高城が心配そうに見上げた。
彼らの両腕にも例外なく銀の輪が嵌められている。
「アタシの事なんてちょっと調べたら前科出放題でしょうね…高城、アンタの方がきっと軽い罪よ」
「何言っテるノ!峯が出テ来るマデぼくも捕まッテるからネ!」
「無茶言うわねアンタ…」
とてとてと長い廊下を歩く一同。
屋敷の主はいち早く捕まったと聞いた。
その時ほっとした自分がいたのは何故だろう。
「…峯?」
「……」
高城の不安そうな呼び掛けにも無言で返す。
ふと、疲れた顔を上げると峯の視界に知った少女が居た。
彼女も警察に連れられているが、まだ手には何も付いていない。
「峯」
少女ははっとして紫の女を見る。
白いキャミソールワンピースが少女の華奢さを際立たせていたが、その目は、峯には以前と違って見えた。
「……あの子達に会えたのね」
「…うん」
こくり、と。
峯は自分の眉間が寄っているのが分かっていた。
少女への妬みは無い。
ただ最後の気持ちの整理を、顔を歪める事で付けようとしていた。
「…そ。で、なんでアンタはまだここに居るのよ」
「え?だって…」
峯は事情を知っているらしい。
茉梨亜は一瞬きょとんとした後、苦笑を向ける。
茉梨亜が胸に一息を入れたと同じくして、部屋には捜査官達が現れる。
部屋を見渡し
「君だけか?」
「は……はい」
少女の存在を確認すると、そのまま茉梨亜に同行を求めた。
「分かっていると思うがこの屋敷は包囲されている。一度全員外へ出て貰うからな」
「……」
茉梨亜は大人しく頷き従った。
警察に捕われる事は、茉梨亜にとって喜ばしい事だったのだから。
「これで……いいよね、あたし」
そっと呟く。
最後にもう一度部屋を見たが、むやみに豪華な装飾は、相変わらず冷めた印象だった。
「だっから大人しくするわよあんまり傍で喋らないで!まだ頭気持ち悪いんだからぁ」
警官に文句を付けながら峯は紫の頭を両手で押さえる。
「あー今度こそ吐きそ〜〜〜」
青い顔の相方を高城が心配そうに見上げた。
彼らの両腕にも例外なく銀の輪が嵌められている。
「アタシの事なんてちょっと調べたら前科出放題でしょうね…高城、アンタの方がきっと軽い罪よ」
「何言っテるノ!峯が出テ来るマデぼくも捕まッテるからネ!」
「無茶言うわねアンタ…」
とてとてと長い廊下を歩く一同。
屋敷の主はいち早く捕まったと聞いた。
その時ほっとした自分がいたのは何故だろう。
「…峯?」
「……」
高城の不安そうな呼び掛けにも無言で返す。
ふと、疲れた顔を上げると峯の視界に知った少女が居た。
彼女も警察に連れられているが、まだ手には何も付いていない。
「峯」
少女ははっとして紫の女を見る。
白いキャミソールワンピースが少女の華奢さを際立たせていたが、その目は、峯には以前と違って見えた。
「……あの子達に会えたのね」
「…うん」
こくり、と。
峯は自分の眉間が寄っているのが分かっていた。
少女への妬みは無い。
ただ最後の気持ちの整理を、顔を歪める事で付けようとしていた。
「…そ。で、なんでアンタはまだここに居るのよ」
「え?だって…」
峯は事情を知っているらしい。
茉梨亜は一瞬きょとんとした後、苦笑を向ける。



