幼稚園に戻ってみたものの、
ハニーはいなかった。
「ハニーどこいったんだろ……。」

もう一度家方面へ戻ろうとすると、
細い道を発見。

もしかしたら、
こっちにいるかもしれない。

あたしはその道へと入って行った。

こっちは暗くなるから駄目だって教えたから、
間違えて入って迷子になってるのかもしれない。

五分ほど走ると、
誰かの話し声がした。
親父一人、何やってんだか。

そう思って通り過ぎようとしたそのとき、
親父の向こうに小さな女の子が見えた。


よくみると、二つに縛った髪。
間違ない。
あれはハニーだ!

親父はよからぬことに、手を伸ばして近寄ってる。

あのクソ親父!!