それから幾日かが経った。
日常のような非日常は、いつの間にか当たり前のことになっていた。
ティアと2人でいる時間を、フィルが日常と呼んでも何ら差し支えはない。
現にフィルも、そう感じていた。
(いつまでも、2人で……)
ちっぽけな願い。
フィルにとっては何より大きく、大切な願い。
けれどそれは、単なる夢でしかなかったのかもしれない……。
日常のような非日常は、いつの間にか当たり前のことになっていた。
ティアと2人でいる時間を、フィルが日常と呼んでも何ら差し支えはない。
現にフィルも、そう感じていた。
(いつまでも、2人で……)
ちっぽけな願い。
フィルにとっては何より大きく、大切な願い。
けれどそれは、単なる夢でしかなかったのかもしれない……。


