「君絶対いけるって!」

勧誘の数々。
愛美の手には名刺がいっぱいあふれていた。

あいそうだけはいい愛美。
笑顔がまぶしかった。

「いえ、忙しいし…。」
ちょっとすました顔なんかも
とくにかわいかった。

笑うと、八重歯が見えて
えくぼができる。

丸顔で、背が154cmしかなかった。
誰がみても、可愛らしい子だった。

そして誰にも泣き言は言わない。
迷惑はかけたくない
そう思って
今まで一人で歩いてきた。


でも愛美の心は限界を
超えようとしていた。