「よし、帰るか」

「うん」



あたし達は、生徒もいなく、先生が数人しかいない学校を後にした

外は、もう真っ暗だった




「悪いな、こんなんになるまで…」

先生が初めて申し訳なさそうにあたしに謝った

そんな顔されたら…

「いいよ」

……………

言うしかないじゃん…




男の人と歩くのはお父さん以外初めてだから、歩き方がぎこちなくなる

先生は、あたしの歩くペースに合わせてゆっくり歩いてくれた


……意外と優しいトコもあんじゃん……




そんなことを思いながら、あたしは先生の横を不思議な気持ちで歩いていたんだ…