「それ、ホントに言ってるの……?」
愛奈はすごく不思議そうな顔をしている。
「え……?……うん」
なんか、あたし、マズイ事言っちゃったかな……。
「……ありがとぉ!すごく嬉しい!亜希みたいな人が私みたいな人間になりたいって言ってくれるなんて。ホントに私みたいな人になりたいの!?」
またまた、大袈裟だな。
でも、愛奈の顔はすごく嬉しそうで、なんだかあたしも嬉しくなる……!
「もう、ホント愛奈はお世辞が上手だねぇ!なりたいよぉ!その大きい目も!スタイルも性格もねっ!」
あたしも仕返しのつもりで、愛奈を褒めまくった。
でも、お世辞じゃないよ。
ホントに愛奈の性格は好きだし、愛奈のスタイルや目も羨ましいから。
「やだぁ!嬉しいじゃん!なら今日から亜希は愛奈になってよ!」
「えぇっ!?」
なにそれ、なんか可笑しいっ。


