つかさ君が差し出してきたのは真っ白で波打った模様の入った貝だった。
「かわいい!合格!」
私は手に持っていた貝を砂浜に置き、つかさくんが見つけた貝を受けとった。
「貝も大変だなぁ」
つかさ君は苦笑した。
さっきからつかさ君が砂浜に描いていた絵はいつのまにか完成していた。
それは女の人の横顔だった。
「誰これ?」
「ゆり。」
…。
即席で描いたにしては感心するほどのタッチだが欲を言えばもっとかわいく描いてほしかったような…。
負けじと私もつかさ君の顔を砂浜に描いた。
「何これ?」
引きつった顔で尋ねてきたつかさ君に
私は
「つかさ君だよ」
と平然と答えた。
「キモッ!俺キモッ!」
つかさ君は私の絵を見て爆笑した。
自分でも、あまりの絵心のなさに可笑しくて笑いが込み上げてくる。
人気のない砂浜で2人はばかみたいに大声をあげて笑った。
「かわいい!合格!」
私は手に持っていた貝を砂浜に置き、つかさくんが見つけた貝を受けとった。
「貝も大変だなぁ」
つかさ君は苦笑した。
さっきからつかさ君が砂浜に描いていた絵はいつのまにか完成していた。
それは女の人の横顔だった。
「誰これ?」
「ゆり。」
…。
即席で描いたにしては感心するほどのタッチだが欲を言えばもっとかわいく描いてほしかったような…。
負けじと私もつかさ君の顔を砂浜に描いた。
「何これ?」
引きつった顔で尋ねてきたつかさ君に
私は
「つかさ君だよ」
と平然と答えた。
「キモッ!俺キモッ!」
つかさ君は私の絵を見て爆笑した。
自分でも、あまりの絵心のなさに可笑しくて笑いが込み上げてくる。
人気のない砂浜で2人はばかみたいに大声をあげて笑った。

