「なんだそれ!いやいや、俺全然あきらめてないっス!
絶対俺といる方が楽しいのに美玖はあほだよな!あ、チケット持ってる?」
彼が以前と同じように話し出したので、
ひとまず安心してチケットをパーカーのポケットから取り出そうとしたが、
裏面に記入されている彼の番号を思い出して
慌てて戻す。
「あの・・・私持ってない」
「いいよ、チケット美玖の分余ってるし。
今日は結構人が入るみたいだから財布とかなくさないように気をつけてね!俺すでに2回失くしてるから!ほとんど金入ってないけどね!」
ははっと笑いながら
彼は帽子をかぶりなおした。
息つぎをどこでしているのか、特徴的な話し方をするスピッツは、
受付の人と顔見知りなのだろう
先ほどとは違って
「まいど〜!」
元気いっぱいの声を発し
「3人分ね」
と言って私達を中へ案内した。
薄暗い照明の中、
これから起こるイベントに、
私は気持ちを切り替えて
心を弾ませた。
絶対俺といる方が楽しいのに美玖はあほだよな!あ、チケット持ってる?」
彼が以前と同じように話し出したので、
ひとまず安心してチケットをパーカーのポケットから取り出そうとしたが、
裏面に記入されている彼の番号を思い出して
慌てて戻す。
「あの・・・私持ってない」
「いいよ、チケット美玖の分余ってるし。
今日は結構人が入るみたいだから財布とかなくさないように気をつけてね!俺すでに2回失くしてるから!ほとんど金入ってないけどね!」
ははっと笑いながら
彼は帽子をかぶりなおした。
息つぎをどこでしているのか、特徴的な話し方をするスピッツは、
受付の人と顔見知りなのだろう
先ほどとは違って
「まいど〜!」
元気いっぱいの声を発し
「3人分ね」
と言って私達を中へ案内した。
薄暗い照明の中、
これから起こるイベントに、
私は気持ちを切り替えて
心を弾ませた。

