やはり、女王は王の不在によって疑心暗鬼になり私たちを捕まえたようだ。
それなら、私たちが王を目覚めさせることが出来ると伝えられれば平和に事は進むのかも、とも思ったが、あの女王ならそれすら疑うかもしれない。
そんなことより、早くどっか行ってくれないかな…と思っていたが、こっちの期待をよそに兵士は雑談を続けた。
「あの二人、打ち首って判決出たのになんで牢屋入りなんだろうな。」
「ま、女王様は基本みんな打ち首だからな。いつもは俺らが処刑所からこっそり逃がしてるけど、今回は俺らに任せられないほどの理由でもあるんじゃないか。」
兵士たちも、女王の気まぐれで人の首をはねるのは嫌なのだろう。
だったら、むしろ処刑所まで連行されたほうが平和に逃げられて良かったのではないだろうか。
このまま何か重要な情報でも喋ってくれないかな、と息を潜めて待っていたが、兵士二人はもうこの話題に飽きたらしく、すぐさま夕食のニセ海亀のスープがどうのこうのと話し出し向こうへ行ってしまった。
それなら、私たちが王を目覚めさせることが出来ると伝えられれば平和に事は進むのかも、とも思ったが、あの女王ならそれすら疑うかもしれない。
そんなことより、早くどっか行ってくれないかな…と思っていたが、こっちの期待をよそに兵士は雑談を続けた。
「あの二人、打ち首って判決出たのになんで牢屋入りなんだろうな。」
「ま、女王様は基本みんな打ち首だからな。いつもは俺らが処刑所からこっそり逃がしてるけど、今回は俺らに任せられないほどの理由でもあるんじゃないか。」
兵士たちも、女王の気まぐれで人の首をはねるのは嫌なのだろう。
だったら、むしろ処刑所まで連行されたほうが平和に逃げられて良かったのではないだろうか。
このまま何か重要な情報でも喋ってくれないかな、と息を潜めて待っていたが、兵士二人はもうこの話題に飽きたらしく、すぐさま夕食のニセ海亀のスープがどうのこうのと話し出し向こうへ行ってしまった。
