しかし、著者の手を離れた時から、読者のそれぞれの捉え方によって、作品はすでに千差万別になると言う。


著者の考え、感じ方を100%理解することはムリなのだろう。


それが時を経るごとに言葉、時代背景、当時の人の暮らしが一変してしまうのだから現代語訳された古典はますます別のモノになってしまうのだろう。

はたして、それが真の原文かどうかも怪しい。



そう思うと、優れた古典の原文を真の意味で読めない事、それがたくさんある事が悔しい。


同時に、今、好きな作家の原文が読める事が嬉しいと思う。