一番はじめに一緒に歩き始めた彼らは、遠い昔
過ぎ去ってしまった。


それからボクは歩くのも遅く、
たくさんの人に追い越されて行く。


とても、彼らの横を歩いていられない。


後から来た子達としばらく歩調を合わせ、歩いて行く。


でも、
やがてその子達も
ボクの前を歩いていく。


ボクは時に、笑って見送る。


その後ろ姿を見ながら、
歩く
だんだんと遠く小さくなる背中



どんどんボクを
後から来た子達が
追い越して行く。