感覚って何かを創作する上でとても重要だ。

でも、それはとても繊細で、
瞬間で、不明瞭で、捉えがたくて…

何か良いものが降りてきたと思っても、
幸せな雰囲気も、楽しい気分も、不思議な感覚も

表そうとすると、残したいと記録しようとすると、
伝えたいと思うと、

次の瞬間には形を変えている。

かげろうのようにゆらゆらととらえどころがないのだ。


静かな時間は必要だと思う。

雑音がなく、頭が冴え、心も比較的穏やかで。

そんな時間が訪れると物事がいつもより明瞭にみえてくる。

そして、気持ちが研ぎ澄まされ、忘れていた感覚が
現れてくるのだ。


時を超え、場所を超え、時空を超えて
感じる空気。

すごく曖昧で、捉えがたいその感覚は
面白くて、ちょっと不思議で、少し幸せで、

だからやっぱり、現したくなる。