勿論、最初に手に取ったのは文字の書かれている紙だ。 何故だか懐かしく感じる「文字」という存在に、僕は即座に気を引かれた。 きっと、他の道具の使い方でも書いてあるのだろう。 一度谷折りされていたその紙を開いた。 ■■■■■■■■■■■■■■ 1.名前を白紙に書き、棚に提出しろ。 2.自分の部屋の番号を入力しろ。 チャンスは各一度のみ。 一つの道は二つになる。 ■■■■■■■■■■■■■■