カタッ と乾いた音を鳴らして、唯一コンクリートでできている床に小さな白い箱が落ちてきた。


今まで何も変わったことが無かったものだから、興味を持ってそれを拾いに行った。


箱の大きさに合った軽さ。

その箱の端を引き上げて開き、中に入っていた物を箱をひっくり返して、ベッドの上に出した。


紙が二枚。
白紙のものと、文字が書いてあるもの。

それと鉛筆、定規に、紙やすり。

後は、また一つ更に小さな箱。