そんな僕の気持ちを察したかのように、壁から何かの金止めを外したような音がした。


すると、その辺り、調度あの横長の穴の上辺りの壁が開き、数字の1から9までのボタンと、ドアノブみたいな物が中から現れた。


そのドアノブを引いてみると、中は何も無く、空洞になっていた。


これで「棚」と「入力」の謎は解けたな。


でも、肝心なところはまだわからない。


もう手掛かりは、この小さな箱しか無くなった。