―偽愛―




チリンチリン カランカラン



アタシは 潮風に揺られる風鈴を布団から こっそり顔を出して見ていた



アタシの大好きな風鈴



アタシの大好きな花火の模様



アタシも 風鈴みたいに潮風に揺られて



綺麗な音色を奏でてみたい







太陽の日差しも だんだんキツくなってきた



せっかく海に来たんだから 海に入ろう