あたしの赤髪が 夏の太陽に照らされて ピンク色に光る。 「…海。気持ちだけ受け取っておく。」 「…何でっ?」 「いいから。」 「よくねーよ!」 だってそれは 海を巻き込むことになるんでしょう? 「海。」 そんなの、ダメだ。 そんなこと 出来ない。 「…何で?」 俯いた海の顔が、曇る。 「海には…関係ない。」 そう言って あたしは海を突き放した。 ごめん、下手くそで。