「オッケー、そっちよろしく」 秀也はパタンと携帯を閉じ、僕に向き直った。 「と言うことで。土曜、空けとけよ。あ、っと。6時。駅前集合で。」 「ちょっと待てよ〜何が何だかさっぱり……」 「来たらわかるって〜お前が、那智ちゃんの気持ちを理解する努力に、一役買ったろうとしてんじゃねぇか、よっ!」 秀也は僕の背中をおもいっきり叩いた。