「秀也はなんでだと思う?」 秀也なら……、経験の多い秀也ならわかるかもしれない。 今の僕にとっては、秀也は神のような存在となっていた。 秀也はいきなり立ち上がる。 おぉ、何を教えてくれるんだ? 「コーヒーフロートと、ジンジャーエール追加ね。あ、ついでに1時間延長しといて」 僕は、大きな期待が外れたことに、がっくりと肩を落とした。