「なんかなぁ……」


僕はスプーンで、コーヒーフロートのアイスをぐちゃぐちゃにしながら秀也に言った。


「お前の言うことさ、あながち間違いじゃないのかも。女心が全くわかんねぇ」


ナチが泣いたのが、僕の強引さが原因でないなら。


全く、理由がわからない。