「ナチ、ごめん、泣かないで」 ナチは。 僕の手を、虫でも払うかのように叩き落とした。 「いらないっ」 真っ赤な目でそう叫ぶナチ。 「ごめんってば。もう、強引なことしないから、許して」 僕はナチの顔を覗きこんで言った。