「ただいま……って暑っ!!」
僕は、ナチの部屋に足を踏み入れたその瞬間、迫り来る熱気に思わず後ずさった。
「おかえり、シオ。ごめんね、クーラー壊れちゃって」
ナチはまた、料理をしているんだろう。旨そうな匂いと共に、声を僕に送った。
……料理で生まれた熱気も。
僕は気合いを入れて一歩を踏み入れ、靴を脱ぐ。
すた、すた、すた。
ナチのいるキッチンへ向かう。
「明日には直してもらうから」
ナチ……は。
ショートパンツにキャミソール
そんな出で立ちだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…