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「シオのばかぁぁ!!」


ブラウスのボタンに手をかけた僕に、ナチは言った。

全力の、ビンタつきで。


グーじゃなかっただけいいけども。


「何が!?」


虚をつかれた僕は尋ねた。


真っ赤になっているに違いない頬をさすりながら。