ふぅ。 秀也はため息をついた。 「那智ちゃんさ、そんなお前が嫌になったんじゃねぇの?」 秀也はKOOLの5ミリに火をつけながら言った。 「経験上、言わせてもらうけどさ、お前、顔はいいけど中身が伴ってねぇもん」 「どういうこと?」 「女ってさ、心のどこかで、『この人頼れる〜』とか、そういうの求めてんじゃねぇかと思うんだよね、最近。」