「ちょ、ちょっと待って」 あたしは、彼のシャツの裾を引っ張って引き止めた。 「あなた、誰?」 「ん?通りすがった王子様。」 真顔でそんなこと言われてもなぁ… 「どこでお会いしましたっけ」 「?初対面だよ」 「だって、あたしの名前…」 くるくる男は、少しびっくりした顔で。 「妹の名前だよ。適当にでっちあげたんだ。へぇ、君、アスカって言うんだ」