「あっけねーの。寝たら忘れるし」 金髪くるくる男は、くるりと振り返った。 あたしはまだ、どこで知り合った人なのか思いだせない。 店の客にいたっけ? いや、あたしのこと、本名で呼んだしなぁ……。 「ところで、君達、大丈夫?」 絶対、知り合いじゃない。 そう思った瞬間、彼は。 「このへん、治安悪いからさ」 そう言って、立ち去ろうとした