知ってた、の……? 「秀也の前ではさ、秀ちゃんって呼んでみたり、自分を名前で呼んでみたり。かわいこぶって気を引こうとしてんだけどさ。無駄なんだよね」 金色の髪が、パサリと一筋流れた。 「そんな男、こっちから願いさげしちゃいなよ。」 あたしは、なんとか元気づけたくて、アヤを外へと連れ出した。 「ばっくれちゃぇ」