堂々乙女と秘密の美女

「それで私のことを

覚えていてくださったのですね」

「そういうこと」

「よかった、覚えていてくれて。

ここに戻ってこれて、良かった」

私は優さんの手を取って、

大学の廊下を闊歩することに決めました。

「行きましょう!」