あの日から数日。

私は桜の下に来ていた。

あの日神田くんの見ていた桜の木。

神田君と同じ景色が見てみたくて。


改めて見ると綺麗だなぁ……


ん??

足音が聞こえる…

誰か来た!

それでも桜から目を離さない私。

だって本当に綺麗で。

あ、そろそろ授業かな。

帰らなくちゃ。

教室に足を向けた私。

え………?