まるごと愛してる。

「…ぃ、ぁい、愛!!」

「…っは!?」

「行くぞ!!」

「っへ!?」

「俺んち、行くんだろ?」

「あ、、うん。」

出た、あたしの悪い癖。

考えすぎて周りが見えなくなっちゃうの。

その瞬間、先輩の目が巧を睨んだ。

さっきのような睨みじゃない。

本物の目つき。

あたしは凍えて動けなくなった。