まるごと愛してる。

「集合!」

部長らしき人の掛け声でその人の周りに駆け寄っていく部員達。

壱哉先輩もため息を一つついてそれに混ざっていく。

落ち着きを取り戻していく私の心臓。

びっくりした…

キリッとした瞳に

綺麗な唇に

光を浴びた髪に

目を奪われている私が居た。