夏休みが終わり 分かりにくい秋と大学の新学期が始まった


9月中は地元で なまった体を鍛え直す日々を続けていたので 少しは引き締まった


地元の友人と遊ぶ時が 普通の青春を感じる事が出来る 唯一の時間



川で花火したり 公園で飲み会したり……………大学でやれよオレ


「東京はどうですか?先輩は2年経っても全然変わりませんけどね」
笑いながら言ってくる後輩

…実は色々変わってるんだよ

「オレはなんて残念なんだ」
泣き上戸な先輩

…オレもです

「何でそんな悪人顔に急になってんの!?」
イケメンの親友

…お前を今から花火で撃つからだよ



高校時代から変わらないメンツで アホみたいに笑った


でもどの女の子と仲良くなっても 東京で会いたいねって話になっても そんなに嬉しくなかった


なるほど これが 恋は盲目 一直線


自分自身を変なノリで押しきるか…………それとも(自分の気持ちに)殺られるか





もしくは押しきっても(彼女に)殺られるか




そんなこんなで オレは彼女のいるコンビニのバイトの面接に行く事にした