『ま、まぁ…今日は楽しかったじゃね―か。な!!』 「別に楽しくはなかったっての」 拓巳の言葉に対して、舌打ちしながら昂はそう答える。内心、拓巳は笑っていたりするのだが、頭に血がのぼっているであろう昂は気付いていないようだ。 『でも、昂の隣に座ってた子、可愛かったじゃん!!えっと…紗由美ちゃん?』 拓巳が、昂の隣に座っていたという女の名前を出す。昂はその名前を聞いて、その頭の中には紗由美が出てきていた。