俺と葉月の四十九日

聞けって目が伝えてるし。

「知りたい?ケロリン」
だからケロリンやめろっての。


こういう所も安田に似てる…。
無邪気に失礼なトコ。


「…別に」

大人気ないと思いつつ、反抗してみた。
タクミは一瞬きょとんとした。

が、次には満面の笑み。


「ケロリンが聞きたくないみたいだから言うね?」


ほら!!こういうトコがそっくりだってんだよ!
血ィ繋がってんじゃねぇの?

さっきまでわんわん泣いてたくせに、今は俺をいじるのが楽しいのか?
エェ?!安田二号!


「僕ね、手紙と一緒に入れたのは、牛乳…」
「はぁ?!」


牛乳?!なぜそんな生物?!
タイムカプセルだぞ!


「…を入れようと思ったんだけど、薫ちゃんにダメって言われて」

だよな?
ホッとした。


「ははぁ?タクミくん、牛乳がヨーグルトになると思ったんでしょ?」

ヨーグルト?思わず苦笑。

まさかぁ。
そんな馬鹿な考え安田しか浮かばねぇって。
腐るだけじゃヨーグルトにはならねぇよ!


安田の読みに、タクミは照れ笑い。

「ウン、なると思って入れ様としたんだ」

思ったの?!思考回路まで安田なんだ?!


…帰りたくなってきた。