俺と葉月の四十九日

「何か突然ケロリンが降りてきた」


そんな理由。


訳わかんねぇし!すげぇ恥辱的だし!


慌てて巻き戻し訂正したが間に合わず、タクミにケロリンが定着してしまった。

子供って、こういう笑い好きだよなぁ?


それに…ケロリンと呼ばれるたびに嫌な事に気付き始めてもいる。


タクミ…彼は安田に何となく似ている。
顔ではない、雰囲気…いや違う。


こう、何ていうのかなぁ?…俺が巻かれてる?巻き込む?


性格?違う…目!
特に目が似てる!

すがる様な甘える様な…俺がソレに騙され、踊るのを期待に胸膨らませ待っている様な?


そうだ!黒い所が似てるんだ!


うわぁ〜…嫌な事に気付いた!
安田が二人って事じゃん?!

どうりでこの二人、すぐに仲良くなった訳だ。
似た者同士だもんな!


「そういえば、タクミくんはタイムカプセルに何を入れたの?」

安田の質問に、タクミは瞳をしばたかせた。

「将来の夢の手紙」

…子供らしいねぇ。

「後はね…」

言いかけて、タクミは俺を見た。


コレ!この何か企んでる様な目が似てるんだよなぁ…。


「後、何を埋め込んだって?」
しぶしぶ俺は聞いた。