タクミが埋めた物は、タイムカプセル。
小学校に入学する時、同じ幼稚園だった健太くんが違う学校へ行く事になったらしく、その別れの記念に埋めたらしい。
埋めた場所は、大きな桜の木の下。
「情報が少なすぎる!」
「圭ちゃん、早々と諦めないでよ」
安田はタクミと前を並んで歩きながら、俺を振り返った。
「少ねぇもんは少ねぇんだよ!」
桜の木なんて、この街に一体何本あると思ってんだよ。
それをしらみつぶしに探すんだぞ?!
理解してんの?!
「タクミ様…他に何か思い出せねぇ?」
子供にすがりたい気持ち。
タクミは首をかしげた。
「…大きな桜の木」
「ソレは聞いたから…」
タクミはソレしか言わねぇ。
フツウ、記念な事は鮮明に覚えてるもんだと思うんだけどなぁ。
「同じ事聞かれても、僕わかんないよ。ケロリン」
「ケロリンやめて?マジで」
タクミは、俺をケロリンと呼んでいる。
もちろん、でたらめを教えたのは安田。
「この人の名前はケロリン!ケロリンでいいよ」
タクミは声を上げて初めて笑った。
それから、俺の名前はケロリン…。
…なぜケロリンなのか?
安田にもわからないらしい。
小学校に入学する時、同じ幼稚園だった健太くんが違う学校へ行く事になったらしく、その別れの記念に埋めたらしい。
埋めた場所は、大きな桜の木の下。
「情報が少なすぎる!」
「圭ちゃん、早々と諦めないでよ」
安田はタクミと前を並んで歩きながら、俺を振り返った。
「少ねぇもんは少ねぇんだよ!」
桜の木なんて、この街に一体何本あると思ってんだよ。
それをしらみつぶしに探すんだぞ?!
理解してんの?!
「タクミ様…他に何か思い出せねぇ?」
子供にすがりたい気持ち。
タクミは首をかしげた。
「…大きな桜の木」
「ソレは聞いたから…」
タクミはソレしか言わねぇ。
フツウ、記念な事は鮮明に覚えてるもんだと思うんだけどなぁ。
「同じ事聞かれても、僕わかんないよ。ケロリン」
「ケロリンやめて?マジで」
タクミは、俺をケロリンと呼んでいる。
もちろん、でたらめを教えたのは安田。
「この人の名前はケロリン!ケロリンでいいよ」
タクミは声を上げて初めて笑った。
それから、俺の名前はケロリン…。
…なぜケロリンなのか?
安田にもわからないらしい。



