俺と葉月の四十九日

マジになってるとか言われて面白くねぇし、面倒臭ぇしムカつくし。


背を向けてドアへと向かう。


「逃げるのか?!」
勝手にほざけ!
付き合ってられるか!

無視無視!!
相手にしねぇ方がいい。
俺の精神が持たねぇ。


「三谷圭介!戦いはまだ始まったばかりだ!」

プロローグかよ?!
ってか俺、戦ってたの?


「圭ちゃん、始まったばかりなんだってよ?ブル田、不完全燃焼みたいよ?」
「うるせぇ、放っとけ」

何で俺が完全燃焼させてやらなきゃならねぇの?
冗談じゃねぇって!
奴は萌えハンターだぞ?


ブル田に安田が見えてるとか、もう関係ねぇ。

俺には無理。
あいつ次元を越えてるし、壮大に現実逃避してるし。

ユーレイなんて目じゃねぇよ。

マジ恐ぇ…ブル田。








「私、ブル田に告られた事あったんだよね」

帰宅途中、安田はサクッと言った。


「マジか?!」

あいつ現実の女に興味あるんだ…。


「去年、文化祭でうちのクラス、メイド喫茶やったじゃない?私、メイド係だったの」


なるほど、納得。
メイド安田が萌えだった訳ね。

俺もメイド安田見たけど、かなりかわいかったしなぁ…。