お前がワガママ言わねぇと、俺は色々考えちまう。
考えたくねぇ事で頭がいっぱいになっちまう。
お前に振り回されていたいよ…お前のワガママに振り回されてぇ。
花火なんて、すぐ終わっちまう。
「最後の一本だね」
「ああ……」
花火はすでに、残り一本になっていた。
安田の…最後のお願い…。
俺は最後の一本に火を着けた。
暗闇をほんのり照らす小さな火はなぜか愛しくて…今までで一番綺麗な花火だと思った。
その雫が地面に落ちる。
濡れた地面に落ちた火は、ジュッと音を立ててあっという間に消えた。
「終わっちゃった…」
安田が、つまらなそうに呟いた。
俺は無言のまま、手に残る花火の芯を握り締めた。
手の平から、微かに残る火の熱さが伝わってきた。
安田は立ち上がり、俺の隣へと座った。
夜空を見上げてる。
「迎え…いつなんだろ」
ねぇ?と首を傾げて聞いてくる安田に、俺は返答できなかった。
迎えなんて来なけりゃいい。
漠然と思った。
月を見上げる安田。
身体はかなり透けていて、今にも消えてしまいそうだ。
安田の存在が透けていく様で…。
切ない。
悲しい。
考えたくねぇ事で頭がいっぱいになっちまう。
お前に振り回されていたいよ…お前のワガママに振り回されてぇ。
花火なんて、すぐ終わっちまう。
「最後の一本だね」
「ああ……」
花火はすでに、残り一本になっていた。
安田の…最後のお願い…。
俺は最後の一本に火を着けた。
暗闇をほんのり照らす小さな火はなぜか愛しくて…今までで一番綺麗な花火だと思った。
その雫が地面に落ちる。
濡れた地面に落ちた火は、ジュッと音を立ててあっという間に消えた。
「終わっちゃった…」
安田が、つまらなそうに呟いた。
俺は無言のまま、手に残る花火の芯を握り締めた。
手の平から、微かに残る火の熱さが伝わってきた。
安田は立ち上がり、俺の隣へと座った。
夜空を見上げてる。
「迎え…いつなんだろ」
ねぇ?と首を傾げて聞いてくる安田に、俺は返答できなかった。
迎えなんて来なけりゃいい。
漠然と思った。
月を見上げる安田。
身体はかなり透けていて、今にも消えてしまいそうだ。
安田の存在が透けていく様で…。
切ない。
悲しい。



