「バイト終わったら、待ってるからさ」
「うん」
俺も…少し素直になれよ。
深呼吸。
そして…安田を見つめる。
「…帰ろうな、安田」
「え?」
「待ってるから、一緒に帰ろう」
安田は瞳を見開いた。
口まで開いてるし。
そりゃそうか…一緒に帰ろうなんて言った事ないかもしれねぇ。
圭ちゃん、一緒に帰ろ!
昔からそれを言うのは安田から。
俺はいつもかったるそうに、それに応じていた。
俺からなんて無かった。
なら、俺から言ってもいいじゃねぇか…。
約束、させてくれよ。
最初で最後でいい、俺から約束させてくれよ、葉月。
「何?いつもの圭ちゃんじゃない」
「いつものって何だよ」
そういう事言うな。
「でも初めてだね?圭ちゃんがそんな風に言ってくれたの…照れるけど嬉しい」
安田は笑い、瞳を伏せた。
その照れた笑顔に、今更愛しさを感じる。
もっと早く言えば良かったな。
こんな簡単な言葉…俺はずっと言うのをためらってた。
違うか…安田に頼っていたんだ。
あいつから言うから言わなくてもいいなんて。
言わなくていいなんて理由は無いのに、変な虚勢張ってたんだ。
「うん」
俺も…少し素直になれよ。
深呼吸。
そして…安田を見つめる。
「…帰ろうな、安田」
「え?」
「待ってるから、一緒に帰ろう」
安田は瞳を見開いた。
口まで開いてるし。
そりゃそうか…一緒に帰ろうなんて言った事ないかもしれねぇ。
圭ちゃん、一緒に帰ろ!
昔からそれを言うのは安田から。
俺はいつもかったるそうに、それに応じていた。
俺からなんて無かった。
なら、俺から言ってもいいじゃねぇか…。
約束、させてくれよ。
最初で最後でいい、俺から約束させてくれよ、葉月。
「何?いつもの圭ちゃんじゃない」
「いつものって何だよ」
そういう事言うな。
「でも初めてだね?圭ちゃんがそんな風に言ってくれたの…照れるけど嬉しい」
安田は笑い、瞳を伏せた。
その照れた笑顔に、今更愛しさを感じる。
もっと早く言えば良かったな。
こんな簡単な言葉…俺はずっと言うのをためらってた。
違うか…安田に頼っていたんだ。
あいつから言うから言わなくてもいいなんて。
言わなくていいなんて理由は無いのに、変な虚勢張ってたんだ。



